彦根の商店街A

2001年11月23

お店さまざま

 ▽ろうそくを展示してる店
 和ロウソクの作り方を説明してあるのが興味深い。普通のロウソクとは違うとは知らなかった。燭台やら、水に浮かぶロウソクやら、いろいろ売っている。
 ▽近江肉せんなり亭「伽羅」(0749-21-2789)
 お昼の部は、「すき焼き鍋」(1500円)の肉はサシが入って脂が乗っていて歯ごたえもあっておすすめ。肉鉄火丼御膳(1300円)は、肉のたたきを御飯の上に乗せてトロロをかけてかきこむ。夜はコースは3500円から。
 ▽駄菓子屋
 ベーゴマやら普通のひもで回すコマやら、ゴムで飛ばす飛行機やらリリアンやら、何とも懐かしい品々が並んでいる。つい、コマを買ってしまった。
 元は銭湯。高齢化で年寄りばかりになった。みんなの健康状態がわかるから、危ないと思うと救急車を呼ぶのだが、家族からはそれを非難される。夜10時に決まってくる人もいるから早く終わることもできない。それで銭湯はやめた。今は、地元の子供客が6割を占める。とくに遠足前にはおやつを買いにくる子らでにぎわうそうな。「単価が低いからあまりもうからないけどね」
 ▽酒処・林屋(0749-22-2737)
 地酒の専門店。大きな酒のタンクが店内にあり、量り売りもしている。町づくりをきっかけに普通の酒店から地酒専門店に転換した。
 試飲する。吟醸やら大吟醸やらはどこにでもある。「もっと濃い酒が欲しい」というと、「しぼりたてそのまま」という酒を紹介してくれた。甲賀郡水口町の藤本酒造の作る「神開」の「新鮮原酒」。1500円。甘口だがきっちりした味もある。が、「御代栄」には及ばない。タンクの酒もいまひとつパンチが足りなかった。2月に本醸造の生酒、3月には純米の生酒ができるという。それが楽しみだ。
  ▽鮒寿司の「宗知庵」(0749-23-3047)
 今ある鮒寿司は去年の6月につけたものという。「どのタイミングで出すかで店によって味が変わるんだ」。鮒を塩につけてそれを洗って、米と交互に漬け込んで……。時間と手間がかかるのだ。1匹数千円の値段ではちょっと買えない。が、「おためし」のパックがあった。小さなパックで1500円は高いが、ためしに食べてみることに。
 翌日の夜、チビリチビリと味わってみた。「寿司」ではない。チーズだ。珍味だ。沖縄の豆腐庸のような奥深い味がする。
 中学生のころ食べたことがあったが、こんな味はわからず、「やけにしょっぱい寿司だな」と口に放り込んでいた。豚に真珠や。味のわからんやつに食わせるもんじゃない。

彦根城の梅園

 

彦根城の堀

 

懐かしい駄菓子屋さん