村おこし
上は1992年に完成した「ふれあい」橋。1億円のふるさと創生資金でも使ったのかな。立派ではあるけど、昔の橋の方が生活のにおいが感じられる。
ちなみに河辺村はもうすぐなくなる。隣の大洲市などと合併してしまうからだ。人口1300人の小村が2万人の市と合併したら、「僻地」になってしまうのは目に見えている。
しかも隣の肱川町との境界部分には山鳥坂ダムの建設計画がもちあがっている。今後20年ほどかけて作るという。ダムの奥の村はさびれる、という法則がある。河辺村もその例に従うのだろう。
「合併前になんでもやっちゃえ」とばかり、不必要な公園やらなんやらの建設計画がもちあがっているという。
右列中段は龍馬の脱藩の道の資料館。これだって、中央からの金がなければつくれないシロモノだ。村の税収なんて予算の1割もないんだから。
「他人の金」を使っている感覚があるから、何も考えずハコモノばかり建てられる。合併よりも前に、地方自治体の自主財源を増やし「補助金」を削る税制・財政改革をする必要がある。そのうえで「自己責任」を求めたらいいのだと思う。
ちなみに右列の一番下は、河辺村ではない。20キロほど離れた内子町にある屋根つき橋だ。こういう何気ない橋も味がある。