長者原のビジターセンターをちょっと見学してから湯布院方面へ。途中、軽自動車が1台、雪に突っ込んで動かなくなっている。ノーマルタイヤで来て雪に突っ込んでしまったという。救出のお手伝い。 坂をずんずんおりていくと、目の前にドッシリと、てんこもりのどんぶり飯のような由布岳が姿をあらわす。 頂上はまっしろ、その下はごま塩、頂上付近は白い雪が強風に吹き飛ばされたような雲がたなびいている。すごい存在感。つい目が行ってしまう。 湯布院はこの由布岳があるから、風景が引き締まるのだろう。軽井沢にとっての浅間山のようなものだ。 いわゆる湯布院の街並みは、ほんの数百メートル四方にすぎない。白壁の家々が並び、土産物屋やレストランなど、若い女の子が喜びそうな店が軒を連ねる。 レイザルのリクエストで、有名な「玉の湯」へ。広い敷地を利用した庭園風の旅館(ホテル)だ。その喫茶室で、アップルパイと餡パンを食べた。 かるーく散歩してから、高速に乗り、海沿いの佐伯市へ。「世界一の寿司」という標語にひかれた。 うらぶれたビジネスホテルにチェックインいてから、城下町の武家屋敷の雰囲気が残る地区を散歩する。「ここは質素倹約につとめた殿さんや。城の近くにある高校はたいてい進学校や。佐伯鶴城はボンボンが多いはずやで。ほらみい、携帯じゃなくて公衆電話で電話してるやろ。男の子も女の子も、茶ぱつとかギャルとかおらんやろ」。レイザル殿が得意の想像力をふくらませていた。 武家屋敷の白壁やへいは落ち着いた雰囲気を醸し出している。 レイザルの印象は「貧富の差がおおきそうな街やな」とのこと。ま、確かにお屋敷もあればふるーい長屋も残っている。 名前が魅力的な「うまいもん横丁」に行ってみる。大いに期待したのだが、なんともさびれた繁華街だった。 ガイドブックに載っていた、ちょっと郊外にある竹寿司(佐伯市中ノ島東町1-11:0972-24-2488) へ。アジの歯ごたえとうまみ、天然物だからどろどろじゃないカレー、しっかりした歯ごたえがあるヒラメが特にうまかった。値段も腹いっぱい食べて2人で8000円とリーズナブルだった。 翌日、臼杵の石仏を見学して、臼杵市内のちょっとおしゃれな割烹風の店「木屋」で食事をする。ふぐが名物らしいが1人1万円はちょっと出せず、刺身定食でごまかした。まあまあの味だが、昨夜のアジを食ってしまうとインパクトに欠ける。 臼杵の中心部は古い建物が数多く残っていて楽しい。今度来たときにゆっくり見てみることにしよう。 松下竜一が住んでいるはずだし、風成も行ってみたかったが、今回は時間がなかった。 午後2時40分のフェリーに乗って九州を後にした。40%割引の券があり、ずいぶん安くなった。
湯布院の街並み
【30日の決算】 ガソリン 1800 玉の湯の喫茶 1400 (ケーキセットと餡パンセット) ワインとチーズと白みそ 2500 高速(湯布院から大分米良)1100 道の駅すり身の天ぷら 350 生ビール小 350 ホテル 9000 ペットボトル茶2本 300 竹寿し 8100 −−−−−−−−−−−−−−− 計 24900
臼杵の街並み
【31日の決算】 コンビニ茶と耳かき 500 道の駅 1160 (弁当、小魚、さつまいもの団子) 石仏入館料 1060 木屋 4500 酒と酒粕クッキー 2000 おみやげ 1060 プレゼント 450 漫画、ビール、アイス 600 フェリー 5150 −−−−−−−−−−−−−− 計 16980