しまなみ海道サイクリング@

20030601

 

 6月最初の休日、午前9時すぎて、なにしようか? と話していて、しまなみ海道を思い立った。松山から車で1時間余、今治側の最初の橋「来島海峡大橋」のたもと「サンライズ糸山」へ。ここで自転車を借りる(JR波止浜駅からなら約4キロほど)。ママチャリもマウンテンバイクもロードレーサーもあるから、自転車を買う前の試乗にももってこいだ。料金500円と保証料1000円。保証料は、目的地で乗り捨てず、この場にもどってくれば返してくれる。(乗り捨ては尾道までのコース内のステーションならどこでも可能)

伯方・大三島大橋、だったかな?

 

自転車専用道への入口

 午後11時半発。ループ状の長い坂をのぼって来島海峡大橋にのぼる。ここでレイザル殿はすでにばてている。
 激しい潮流で歯応えのある鯛がとれることと、航海の難所として知られる来島海峡は、今治港の玄関口だけあって船の往来がひんぱんだ。途中の馬島は、まさに馬の背のよう。橋ができる前、ここから今治市内までひんぱんに連絡船があった。今では船便はほとんどなくなり、バス停留はあるとはいえ、すっかり不便になったという。
 最初の島は、吉海町と宮窪町という2つの町からなる大島。亀老山にのぼれば来島海峡の展望がすばらしいが、自転車で200メートル登るのはしんどいから、今日は見送り。
 島のまんなかを貫く国道を走り、峠を越えると宮窪町に出る。村上水軍の資料館や、潮流体験の船などは観光客の評判がいい。船折瀬戸と言われるだけあって、潮流はまるで濁流のよう。海とはとても思えない。
 12時半、宮窪港のすぐ近くにある、民宿を兼ねた「浜一食堂」に入る。刺身定食もタコ天定食も1000円。刺身は、鯛と鱸とイカとハマチ。鱸はいまひとつだったが、タイは歯ごたえがあり、ハマチは脂身と歯ごたえの調和がとれている。タコはぶりぶりしている。養殖物なのか天然物なのか素人には区別がつかないが、魚屋が経営しているだけあって、はずれはない。ただ鯛は、8年前に来島海峡を望む食堂でごちそうになったものほどのおいしさではない。
 生ビール2杯と煮魚も頼んだから2人で4000円になった。【つづく】

川のような潮流